朝鮮人民軍は、共同警備区域(JSA)に勤務する韓国軍将兵を包摂、情報を入手し、除隊後にも接線工作を通して固定間諜として活用するため、板門店代表部政治部敵工課に2個の対南工作組を運営している。
各工作組は、組長(中佐)・副組長(少佐)・組員(尉官)等、5?7名で構成されており、組長は韓国軍将校と中士を、副組長は中士と兵長を、組員は士兵を各々接触対象にしている。
板門店ツアー
板門店を訪れることができる(但し南側からは北朝鮮国籍の者、ロシア、中華人民共和国籍などの者は参加不可。韓国籍の者は特別の手続きをすることによって可能。在日韓国人の場合、韓国大使館発行の「在外国民登記簿謄本」を持参すれば見学が可能。在日朝鮮人団体は北側から訪問している)。韓国から来る場合と北朝鮮から来る場合とでは、手順などが異なる。2005年、一年間の参加者数は南側が20,000人強、北側が7,000人という(南側ガイドの証言)。
韓国から訪問する場合
ソウル発の板門店観光の定期ツアーが、ほぼ毎日用意されている。旅行代理店への事前予約が必要。板門店訪問に際しては、パスポート(旅券)の持参義務や、撮影、行動、服装などの制限などがある。撮影は展望台や会議場内の一部などを除きほぼ全て禁止されている。移動中のバス内も撮影不可である。板門店内では兵士のあとに二列で並んでの移動となり自由に歩くことはできない。指を差す、手を振る、大声で笑うなどの行為は禁止。服装は半ズボン、サンダルなどは許可されない。「USA」などの文字や星条旗が描かれたものも禁止。以前はジーンズは完全に禁止(北朝鮮が、アメリカの象徴である(と考えているとする)ジーンズ姿の観光客を「韓国はアメリカの手先」と宣伝(プロパガンダ)に利用する恐れがあるため)だったが、日本人やアメリカ人などあまりにジーンズで来る観光客が多かったためか、現在では一部(破いて穴をあけたものや色のあせたもの)を除き許容されている。また、国連の施設ボニファス・キャンプにて、スライドでの説明と共に、緊急事態が起これば死亡、負傷する恐れがあると書かれた誓約書への署名が必要。板門店内ではピースサインなどはしないようにとガイドに注意される理由はジーンズと同じである。ツアーでは会議場に入ることができるが、運が悪いと北朝鮮側の観光客がいて入れないことがある。
ツアー申し込み先
KTB TOUR[1]
中央高速観光[2]
板門店トラベルセンター[3]
ICSC国際文化サービスクラブ[4]
北朝鮮から訪問する場合
日本の旅行会社が企画・主催する北朝鮮パッケージツアーでは、板門店見学が組み込まれているものが多い。4日程度の短期間ツアーでは、「平壌と開城市(板門店を含む)」というパターンをよく見かける。また朝鮮国際旅行社などの現地旅行会社を通じて手配できる同国のツアー(手配旅行)においても、板門店見学を組み込む事は可能である(観光局モデルプランに掲載[5]されていた)。板門店訪問に際して服装の制限も誓約書も一切ないが、当該区域に入る際は軍人が同行(同乗)し、同国側の立場から説明・案内を受ける。特徴的なのは停戦協定調印をした建物と併せての訪問となる。板門店内では写真撮影の制限は無いに等しく、案内された全ての場所を自由に撮影できる。北朝鮮兵士との記念写真も自由で、案内員に申し出れば撮影してくれる(北朝鮮では通常、軍人や軍事施設の撮影は禁止されている)。
なお、外国人の同国観光旅行では現地の案内員(監視員ともいう)が全行程随行し、旅券は入国直後から出国直前まで案内員に預けるシステムになっている。マスコミ記者や警察・自衛隊関係者(除隊者は可)は観光査証が下りないと言われる。
また在日本朝鮮留学生同盟(留学同)などいくつかの在日朝鮮人団体の「祖国訪問」において、板門店訪問が行われている。
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